プロローグ。

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部屋数いくつあるのかしら? 「荷物は、このゲストルームに置け。 この部屋は、好きなように使っても構わん。 だが仕事部屋や寝室には入るなよ!」 「分かっているわよ…それぐらい」 いちいち言うとか嫌味かしら? 「あとリビングとキッチンも好きなように使え。 それと家事は、期待していないが 片付けは、きちんとしておけよ!」 「あと金だが…この通帳は、家政婦用のヤツだ。 生活費と給料は、ここに 毎月振り込んであるから計画的にやれ」 そう言い通帳と判子を渡される。 チラッと通帳の中身を見ると 久しぶりに見た大金だった。 これだけあれば、かなり贅沢が出来るわ。 「俺がこの後、また仕事に戻るが いいか?人の物を勝手に触るなよ!?」 そう忠告して外に出て行ってしまった。 私は、部屋にぽつんと取り残されてしまった。 「…言うだけ言って出て行ったわ。 何よ…まったく」 ムスッとしたままソファーに座り込んだ。
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