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その夜。あの男の自宅マンションで
夕食の準備をしていた。
家事は、今まで家政婦がやっていたのだろう。
色々と道具が揃っていた。
しばらくするとあの男が帰ってきた。
ゲッ!!
どうしよう…帰って来ちゃったわ!?
オロオロしているとリビングのドアが開いた。
「あ、えっと」
私は、慌てて背中を向けた。
だが美桜が
「おじちゃん。
おかーしゃい」
ニコニコしながら
あの男の所に寄って行ってしまった。
(ダメよ…美桜!?)
私は、慌てて見た。
「…メシの匂いがするな」
美桜を無視するかのように
背広を脱ぎ捨てソファーに座ってきた。
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