プロローグ。

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ちょっと、美桜がせっかく 挨拶をしたのに…失礼な男ね!? ムスッとしながら料理を運んだ。 「へぇ~まずそうな料理になるか もっと豪勢なもんになるかと思ったが 随分と庶民的な料理だな?」 ムカッ 庶民的な料理で悪かったわね。 ちなみに今日の夕食は、 豚肉の生姜焼きと肉じゃがと野菜サラダ お味噌汁だった。 「庶民的な料理で悪かったわね! 豪勢にしてやろうかと思ったけど あんな高カロリーで脂っこいのばかり 美桜に食べさせる訳いかないじゃない」 「日本食の方が低カロリーでいいのよ!! 文句ある?」 日本食を馬鹿にするんじゃないわよ! 洋食や中華も作ったりするけど こちらの方が美桜も気に入って食べてくれる。 なにより、豪華な料理より たまに食べたくなったりするのよ! 「…ふ~ん。 いや、悪くない」 それだけ言うとパクッと生姜焼きを食べてしまう。 「あ、つまみ食いしないでよ!?」 「まぁまぁだな。 どうやら料理下手ではないようだな?」
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