プロローグ。

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ガチャッガチャッと洗いながら チラッと時計を見ると夜の8時になっていた。 アイツが出たら美桜をお風呂に入れて 寝かせつけないと 後は…どうしようか……。 寝静まった所を見計らって 何か不正な書類とかないか調べてみようかしら? それとも…。 するとリビングのドアが開いた。 「今出たが…お前らは、もう入ったのか?」 あの男がそう尋ねてきた。 「まだよ…これから入るわ」 「なら、さっさと入れ」 それだけ言うとドアを閉めてしまう。 何よ…あの態度。 親切に教えてくれたのか意地悪なのか 分からないわよね。 「美桜。ママとお風呂に入るわよ」 「あ~い。 アヒルしゃんもいい?」 美桜がこちらに寄ってくる。
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