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「すみません」
慌ててサインをすると商品が届けられる。
ただその商品が……。
デパートから幼児用の椅子と
大きめのおもちゃだった。
「な、何で!?
今から買いに行こうと思っていたのに」
唖然としてしまう。
宛先は、山城直輝からだった。
あの男が代わりに頼んでくれたと言うのかしら?
いやいや、そんなはずがない。
あの男に限って
そんな事をしてくれるなんて思えないわ
「キャッ~おもちゃ~!!
ママ…開けてもい~い?」
美桜は、新しいおもちゃに大はしゃぎ。
「あ、ダメよ!?
こんな怪しい物なんて」
何を考えているのか分からない以上
無理やり開けるのに抵抗があった。
「おもちゃ~」
遊びたい美桜は、ぐずりだしてしまう。
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