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ど、どうしよう。
「…えっと…お帰りなさい。
おもちゃや椅子とか…ありがとう」
何とかお礼を伝えた。
「ふ~ん。お前…お礼とか言えるんだな?
ってきり言えないもんだと思っていたが」
ニヤリと不敵に笑ってきた。
ムカッ……。
さっきのはなし。
やっぱりコイツ……ムカつくわ!!
お礼を言って損したわ。
もうお礼なんて言ってやらないんだから
腹が立ちながら足元に来ていた美桜を
幼児用の椅子に座らせた。
幼児用の椅子は、サイズもテーブルに
ピッタリ合っていた。
「美桜のいしゅ…」
美桜は、満足そうに座る。
「もうすぐ夕食出来るから」
私は、それだけ言うと
キッチンに戻って行く。
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