977人が本棚に入れています
本棚に追加
アイツからの告白に戸惑っていた。
自分の気持ちを理解をしたとはいえ
今まで憎んでいた相手だ。
いや。憎む事で
自分に言い訳をしていたくせに
今さら素直になれない。
どの面下げてあなたに接すればいいの?
こんなの…許される訳がない。
それに…。
隆史に対する罪悪感もあった。
夫を今さら裏切れない。
「…ごめんなさい…私は…」
「ママ。おじちゃん好きよ?」
美桜が被せるように言ってきた。
美桜……。
お腹の部分をギュッとしがみつきながら
「ママ。おじちゃん好きよ?
赤たんも好きって言ってるのよ」
私の顔を見ながらそんな事を言ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!