小さな復讐&大きな愛で。

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その後。 頭の中がぐるぐると混乱して どうやって帰ったか分からないでいた。 リビングに行くとソファーで ボー然としながら座り込んだ。 「……。」 これからどうしたらいいのだろうか? 美桜を入れて2人目の子供。 アイツの元から離れるにしても 身重の私が次の仕事を見つけれるのだろうか? 堕ろす? アイツの子だからと言って 嫌よ…そんな事なんて考えられない。 お腹をギュッと触れる。 そうすると美桜は、ひょっこりと 顔を出しながら 「赤たん。美桜…お姉たんになるのよ。 赤たんが早くママとおじちゃんに 会いたいって言っていたのよ」 そう言ってきた。 美桜……。 「お腹の…赤ちゃんがそう言ってたの?」 「うん。赤たんが言ってたのよ」 ニコッと笑顔で言ってきた。
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