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呆れつつも式を挙げたがっている
アイツを見て笑みがこぼれた。
そして
今日いよいよ本当に式を挙げる事になった。
「ママ。キレーよ!
お姫しゃまみたい…」
美桜は、目をキラキラさせながら
そう言ってくれた。
「フフッ…ありがとう。美桜。
美桜も天使みたいで可愛いわよ」
今日のために天使をモチーフに
作ったドレスだ。
「アハハッ…何、親子で褒め合ってんねん。
しかし、可愛ええなぁ~美桜ちゃん」
「梨花さんとご主人様から見たら
美桜ちゃんは、
恋のキューピッドみたいなものですからね。
素敵です…」
彩美がそんな事を言ってきた。
確かに美桜は、私とアイツにとったら
恋のキューピッドなのかもしれない。
可愛い…小さなキューピッド。
するとガチャッとドアが開いた。
「おい。支度は、終わったのか?
いつまでかかているんだ?」
そうすると相変わらずの態度で
アイツが入ってきた。
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