美桜のお手伝い。

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アイツは、復讐するための男。 敵なのよ? 私の好きなのは、あなたのパパなのに。 あんな奴……大嫌いなんだから。 美桜を優しく撫でながら横になった。 仲良くアニメを観ている姿を思い浮かべる。 そういえば…貴史とは、 あまりそういうことをしてくれなかったわ。 色々と忙しい人だったし…。 「美桜…」 ギュッと美桜を抱き締める。 大丈夫よ…あなたは、私が大切に守るから 寂しい思いなんてさせない。 そう思いながら静かに目を閉じた。 ほんのり涙を浮かべながら…。 翌日 目を覚ますと毛布がかけられていた。 あれ? あぁそうか寝てしまったのね。 あら、でも何で毛布が…? そのまま寝ちゃったはずなのに。 まさか、アイツがかけてくれたのかしら? いや、そんなはずが無いわよね。でも……。
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