1.潜入捜査

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 彼女はお母さんみたいで頼りがいがあるけれど、こうして外泊するのは珍しくない。休みの日に夕食を1人でとることはもう慣れてしまった。  昨年まで同室だったミーシャは、休みの日になると私を叩き起こして一緒に外出をし、そのまま外泊をした。 しかしレオナはいつも私を誘おうとしない。出かける際も、メモと朝食が置かれているだけ。下手したら、端末にメッセージがあるだけで朝食がなかったりすることもある。全然違っていて、最初はびっくりしたものだ。  食器を洗い終わり、端末を見るとナナさんからメッセージが来ていた。──あれ、どうして私のID知っているんだろ? 『ナナ:今日、デロニアと私の3人で夕食をとらない? 』 『アーリィ:はい、もちろん! 』 『ナナ:良かった。じゃあ、18時に迎えに行くわ』  嬉しい。ナナさんからのお誘いだなんて。久しぶりに、楽しい夕食になりそうだ。
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