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テラス階段のところでご飯をいつも食べている2人
涼太はスマホをじっと見ている
これはチャンスと思い
バレないようにそっと涼太に近づき
『だ~れだ?』と涼太の目を隠して声を掛ける沙奈
『あっ!!沙奈』と即答で応える涼太
隠していた手を外し
『もうっ!涼太っ!!』とほっぺを膨らまして怒っている沙奈
『あっ・・ごめん。つい』と沙奈を見つめ微笑む涼太
そんな涼太を見て
抱きつく沙奈
『沙奈どうしたの~??』と微笑んできく涼太
『わかってるくせに・・意地悪』と拗ねる沙奈
『だって、沙奈可愛いからいじめたくなる』と笑う涼太
『そ・・そんな事ないもん・・・』と恥ずかしくなる沙奈
『凄く可愛いよ』と顔を近づける涼太
慌てて
『あっ・・そうだ、今度どこか遊びに行こう』と急いで話を変える沙奈
『沙奈・・』とまた見つめられる…………
『やだ!』と顔を赤くして顔を隠す沙奈
『ほんと可愛い』と勝ち誇ったかのように笑う涼太
いつもこうやって涼太に勝てない沙奈
でも、こういう瞬間も凄く好きな沙奈
涼太の隣
階段のところに座り
一緒にお弁当を食べる
『沙奈~。』と微笑む涼太
『う・・ん?何??』と微笑み返す沙奈
『やっぱり、沙奈でよかったよ・・・。』と笑う涼太
『それってどういう意味~??』とほっぺを膨らまして怒ったふりして聞いてみる沙奈
本当はわかっていたけど、
素直になれない沙奈………
そんな沙奈を見て
クスッと笑う涼太
『本当・・・沙奈は可愛いね』と微笑む涼太
『そんなことないもん。・・・涼太はいっつもそうなんだから』と恥ずかしそうに応える沙奈
『そうかもね・・。』とニコニコで話す涼太
『もうっ・・』と怒りながら
涼太を見て
目が合い
2人して微笑み合う………
涼太には絶対勝てないけど
それでも、
とっても大好きな彼氏
これからも一緒に2人でお弁当を食べようね☆
(おしまい☆)
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