14.残酷な現実

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だけど会うのがますます難しくなってきたぞ…。 ルディの腕輪してても見つかるかもしれねぇ。 「てかあんたさ、生きていたんなら二十年もどこにいたのよ!しかもそんな姿だし…」 「俺だって好きでこうなったんじゃねぇ!気づいたら…」 ん? 「ちょっと待てよ旦那!やっぱりその姿って本来の姿じゃねぇんだ?ってことは」 いや、待て待て待て待て待て。 んなことはこの際どうでもいい。 「ルディ、今…二十年つったか?」 「え?うん…」 嘘だろ…。 そんなのって…。 「アンタ…まさか」 「……ああ。目覚めたのはほんの数日前だ」 「そんな…」 「目覚めた?旦那、頼むから説明してくれ!アンタなんなんだ!?ただのゴブリンじゃねぇんだろ?」 説明して欲しいのはこっちだが、とりあえず俺に起きたことの経緯を話した。 漆黒の闇との戦闘。 目覚めたらゴブリンになっていたこと。 元の姿に戻る方法とアルマの居場所を知りたくて、ルディを頼ってここに来たこと…。 それを聞いたテッドは、 「旦那が…勇者の一員だった?元人間?信じらんねぇ…」 と頭を抱えていた。 だよな…俺も信じられねぇ。
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