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ルファスも申し訳なさそうにご飯のおかわりを願い出たが、特に反応することなく器に盛る。
大きめの鍋を買っていて正解だな。
米と一緒に荷物になるが、この瞬間の為なら苦にもならない。
この体のお陰で持ち運びや、昨夜の戦闘みたいに支障が出るようなこともないし。
食べ終え、茶を淹れて一服。ルファスはキセルのようなもので文字通り一服。
だが優しい俺は、鍋の底に残った白米に肉の残り汁をかけて仮面の奴に差し出した。
ルファスが「良いのか?」と言うので、それに頷き奴の拘束を解いてもらう。
逃げるならそこまでと思っていたが、すぐさま器を持ち上げ、思いっきりかきこむように食べ始めた。
どうやって食べているんだ?
仮面をしたまま食べ物が吸い込まれていく様は、不気味としか言いようがなかった。
その間に空いた器と鍋を川で洗う。ついでに顔も洗っていると、仮面の奴が器を持ってきて、
「ごめん。ありがとう」
と、やけに素直に謝罪と礼を言った。
よほどルファスの脅しが効いたのか?
ルファスは一応警戒していたが、この状況で攻撃する奴は馬鹿かアルマぐらいだろう。
洗った物は布で水滴を拭き取り、片付けが終わると新しくお茶を淹れて仮面の奴にも渡した。
「あ、ありがとう…」
うんうん。最初からそういう態度だとお兄さんたちも嬉しかったんだけどな!
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