7.スキル持ちと秘宝

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「ま、それも込みで役には立つ筈だ。よろしくな」 確かに…。 高い隠密能力に攻撃魔法無効。 敵の裏をかくにはうってつけだ。 しかも魔法戦では無敵、チートだし。 まさか剣の腕も仮面の効能じゃねぇだろな? 「ふん…」 ルファスも何か感じたのだろう。 それ以上はテッドについて何も言わなくなり、黙ってキセルに火を付けた。 「了承した、でいいみたいだな…。でもルファスもかなりの使い手だな!あんな魔法、見たことねぇよ」 「あんなもの。我が一族では赤子でも扱える」 いや、満更じゃなさそうだが?? 顔ニヤけてるし。 「マジかよ…。おっそろしい家族だ」 「ふん。おい、ガル殿。そろそろ先を急がんか」 ガル…殿? なんか箔がついた呼び方になったな…。 悪くないがな!! 「ガウ」 俺は立ち上がり、カバンに水筒とルファスのコップをしまって、入れ替えで地図を取り出した。 「ん?なんだ?」 ペンで王都の近くの森に印をつけ、ルファスに見せる。 「っ!?あの森に何の用なのだ?私はてっきりルージュへ向かうとばかり…」 うーーん。元は人間とか言ってもややこしくなりそうだし…。するとテッドも横から地図を見てきて、 「ガルの旦那。そこはヤベェぜ?魔女の森だよ」 と注意してきた。 うん!知ってる!!
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