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「ういーす」名古屋出身で学生時代はラグビー部の主将だったという角刈りで体のがっしりした角田さんは名古屋弁丸出しで「ここは会社のドブさらいもする部署だでよー、おみゃ―さんも、体育会系だったんならスポーツマン精神で頑張ってチョーよ」というと、意味深な笑みを浮かべ激励の意味を込めてか僕の肩をポーンとたたいたのであった。
「今井孝則です。よろしくお願いします」
お決まりの言葉を言うと僕は、斜め45度に頭を下げた。
「よしよし、早速、今井君の歓迎会を盛大にやらにゃいかんですな!課長」新しい後輩ができてか、妙に角田先輩は張り切っていた。こうして僕の社会人生活は、法務部員としてスタートを切ることになった。
やがて角田先輩の言っていた「ドブさらい」の意味が分かることになるのだが・・・。
その時は、そんなことを知る由もなかった。
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