☆おまけ☆Rの憂鬱

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やっぱり見るからにシュンとしてるリョウ兄…。 「ひなき、そういう言い方はやめろ」 「だって……」 「前に言ってただろ。優しくて強くて自慢のお兄ちゃんがいるって…」 「……ひな……そんなことを……」 「ひなきもお兄さんも、お互い大好きなんだろ?ひなきも大好きな人に嫌いって言われたら、嘘でも傷付くだろ」 「えっ!?絶対やだ!」 ……今、青木さんに嫌いって言われる想像したな。 ひなきは素直にリョウ兄に謝った。 それでもまだしょんぼりしたままだ。 その時玄関の扉が開く音が聞こえてきた。 「ただいまー!あれ、お客さん?」 「お母さん!」 「あらリヒトくん、いらっしゃい。えっもしかしてひなの彼氏!?うそー!?」 騒がしいおばさんが帰ってきて、さっきまでの険悪な空気を吹き飛ばしてくれた。 青木さんも突然の母親対面に驚いてそれどころじゃない。 その隙にリョウ兄は静かに二階に上がって行った…。
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