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キラキラした瞳で、頬を赤らめて微笑んだ……。
……い……いたたたたたっ……し、心臓が痛い……!!
本当に可愛すぎて心臓に悪い!!
「……本当に好きなんだ」
「……私、岩本監督の映画に救われたんです……何もかも嫌になっていた時に、こんなに綺麗な世界があるんだって教えてくれた……」
「……俺も観てみたいな」
「本当ですか!?私、DVD貸します!!」
「いいの?やりー」
「はい!!」
映画に興味を持ったのも本当。
でも一番は……大人しい笹野さんをここまで興奮させるものに興味がある。
今まで感じたことのない気持ちだった。
この可愛い笑顔を……俺だけに向けてくれたら、なんて。
そんな風に思った日から、数日後のこと。
「やっほーリヒト!」
「……お邪魔します」
……なんでこうなったんだ?
まずひなから連絡があって、笹野さんともっと話したいから連絡先を聞いて欲しいと。
それで昨日笹野さんとバイト一緒だったから連絡先交換して、ひなにも教えたら俺が映画観たいって言ってるって話になったらしくて、
それなら俺んちで一緒に観ようということになったと……
……で、今!!
笹野さんが俺の部屋にいる!!!
……なんか変なモノとか置いてなかったか!?
内心冷や汗の俺を尻目に、持って来たお菓子を広げるひな。
飲み物を用意してDVDを再生しようとした時、ひなの携帯が鳴った。
「ごめん!先に観ててー?はい、もしもしーゆうくん、今日は研究室って言ってなかった?」
……おい!!
なんでこのタイミングで二人きりにすんだよ!?
っていつもバイトでも二人きりではあるけど、俺の部屋っていうだけでなんかめちゃくちゃ緊張する……!!
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