この島と私

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また、置高の話になるけど、置浜高校は1年生5人、2年生6人、3年生4人の15人の高校。 人数が少ない分、先輩後輩みたいな堅苦しいのはなくて、15人みんながとっても仲がいい。 実はちゃんと勉強もしっかりしてて、卒業後、都内の大学に進学しますー!なんて言う人もいる。 塾もないし、高校は1つだけだけど、無理に島から出なくても、それなりに進学できる。 そんな私の大切な友達。 特に2年生の5人は大切な存在。 男子が3人、女子が3人の私たち。 まず女子は、 置野 菜々帆(オキノ ナナホ) 白石 玲愛(シライシ レイア) 私たちはほんとに仲がいい。 さんこいちとかあるように、3人でいつもいっしょにいる。 2人とも家も近くて、菜々帆1番学校から遠いから菜々帆が私の家に来て、いっしょに向かって、そこから玲愛の家に行って3人で登校の毎日を繰り返してる。 高校に入ってから3人で生まれて初めて東京に行ったこととか、それぞれの家にお泊まりしに行き合うお泊まり会をやったりとか、色んな思い出がある。 でも女子だけでいつも一緒にいるわけではなくて。 男子も仲がいい。 桐哉 遼祐(キリヤ リョウスケ) 新木 和也(アラキ カズヤ) 高田 悟(タカダ サトル) 3人ともすっごくいいやつ。 6人で同期メンっていって、遊んだりしてる。 その中でも、和也は他の誰よりも。 大切な存在。 家も隣同士で親も仲がよかったから、和也とは会う機会が多かった。夏休みになっても。年末年始とかも。なんだかんだ。 小さい頃から一緒にいて、和也と同じ教室にいつも一緒にいて、和也は当たり前にいる存在だし、なんでも話せる人だった。
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