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菜々帆も玲愛も付き合いなよーって言う。
菜々帆 「この島にいる男子なんて、少ないよ??そんな中途半端なまんまでいると、選ぶ相手いなくなるよ??」
私 「うーん。でも、和也はそんなのじゃないっていうか。たしかに何でも話せるし、一緒にいて楽しいんだけどー。」
菜々帆 「だけど、なに??」
玲愛 「ほーらー。菜々帆。そんなに聞かなくてもさー。夏葵だって夏葵なりの考えがあるんだよ。」
菜々帆「そんな玲愛は?桂木くんはどうなったの??」
玲愛「え、それはまぁ。うーん。」
桂木くんとは玲愛が片思いをしている1個上の先輩である。島にある小さなサッカークラブでサッカーをする桂木くんを見て、片思いをしていた。話したこともあるし、それなりに仲はいいけど、別になんともない感じだ。
私 「あのさー、うん。私、和也と話してみるよ。」
菜々帆「え!ほんと!そう来なくっちゃ!」
私たちはたぶん普通の女子高生と変わらない。小さな島に住んでいるっていうだけ。恋バナだって普通にするし、夢だって普通に見る。
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