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明らかに落ち着かない様子で晴人の返答を待っているレンの髪に口付けを落として、晴人は「やる」と二つ返事で頷いた。その返答を聞いたレンがホッとしたような表情を見せるものだから、晴人は「血飲んでいいからちょっとだけ触らせろ」と結局また目の前の華奢な身体を抱き締めずに居られないのだった。
二人で野菜を育てれば、取り敢えず野菜には嫉妬しなくて済むかも知れない。
今日植えた野菜が実るのが早いか、晴人とレンの関係が進展するのが早いか。その結末は、神のみぞ知る。
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