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「聖陵に入ります!!」
そしてこの日に移る。
俊哉とやり取りをし、琢磨自身は思いをぶつけた。
「わかった!よろしく頼む!」
俊哉もまた琢磨の熱意に負け、来年共に戦おうと言ってくれた。
その言葉だけでも琢磨は十分であった。
「じゃあね?」
「はい!お疲れ様です!」
少し話をし俊哉は自宅へと帰るため家から出て行く。
その彼を見送る琢磨。
俊哉が帰り琢磨は自分の部屋へと帰ろうとしていると、1人の女性に呼び止められた。
「琢磨」
「あぁ、姉ちゃん」
その女性の名は宮原マキ。
俊哉と同級生であり、琢磨の姉でもある。
「よく決めたね。聖陵に行くってさ」
「勿論だよ」
「トシちゃんの事、ホント尊敬してるんだね?」
「当たり前。じゃなかったら言わないよ。」
「お姉ちゃん、心配だな?、琢磨がソッチの気があるのか思うと?」
「はぁ?何言ってんのさ」
マキの言葉に琢磨は笑いながら否定する。
「それより、姉ちゃんこそ早く言った方が良いんじゃない?」
「な、何が?」
「え?、そりゃあ。俊哉さんの事が好きだって」
「!!??」
意地悪そうに笑いながら話す琢磨にボッと顔を真っ赤にしながら言葉にならない叫び声をあげ、琢磨の口を押さえるマキ。
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