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「むがむが!!?」
「なななな、何を言ってるのかなぁ!!?」
「い、いやバレバレ・・・」
「あ?もう?!!にゃ????!!」
今にも燃えるんじゃ無いかと言わんばかりに顔を真っ赤にしながら琢磨をポカポカと叩くマキ。
「いたいたい!止めろって姉ちゃん」
「あんたが余計な事言うからでしょうが?!!」
「いやほら。早くしないとさ!他の子とくっ付いちゃうぜ?」
「そ、そんな事ないもん!トシちゃんは野球で忙しいんだよ!」
「え?、そうかなぁ?俊哉さん結構女の子に困って無いタイプだからな?」
「琢磨言い方!!」
笑いながら話す琢磨に、マキはまだ顔を赤みが消えずに怒る。
「でも、早くしないとか・・なぁ?」
「いやまぁ・・・俺には分からないけど・・・もう二年生でしょ?あと2年なんてあっという間じゃん?」
「そう・・・だよね」
琢磨の言葉にマキは何かを感じたようだった。
そのまま彼女は部屋へと戻っていき琢磨は1人になってしまう。
「帰っちゃったよ・・・まぁいいや」
正直な所、姉であるマキが俊哉のことを想っている事は知っている。
できれば姉であるマキとくっ付いて欲しいが、流石に琢磨はそこまで言う必要性を感じては居なかった。
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