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「三村三平と言います!野球部に入って甲子園を目指したいです!!ポジションはキャッチャーで尊敬するプロ野球選手は野村克也さん!!あと好きな食べ物はお肉です!!」
自己紹介を終えると三平は満足げにドヤ顔をする。
聞いていた生徒らの何人かは若干引き、また何人かはクスクスと笑いながら隣同士で何かは話していた。
(あれ!?スベッた!?)
中学時代にやった自己紹介をそのまま使った三平。
当時はウケていたのだが高校では違ったらしい。
だが三平は堂々と席へと戻った。
そして三平の後ろの席に座っている男子生徒が呼ばれると男子生徒は教壇へと立ち先ほどの三平とは違い低いトーンで話を始める。
「え~、宮原琢磨です。野球部に入るつもりです。よろしく」
簡単に自己紹介を済ませた男子生徒の名は宮原琢磨。
目は若干たれ目であるが、イケメンと呼ばれても差し支えない程である。
彼の自己紹介に三平は嬉しく感じていた。
まさか自分の1つ前の生徒が同じ野球部に行こうと思っているとはと感動していた。
そして続く宮原琢磨(以降より琢磨)の後ろに座っていた背は三平より少し高い程で少し華奢そうに見える男子生徒が立つ。
「どうも。横山亮斗です。野球部に入りたいと思ってます。よろしく」
彼も簡単に自己紹介を言いそのまま席へと戻る横山亮斗(以降より亮斗)と名乗った男子生徒。
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