第参章 2度目の夏

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「マジすか、、、で、どんな話を?」 「うん。“決勝で待ってる”ってさ。だから俺は最低でも決勝に行かなきゃならなくなったって訳。勿論、そこまでの道中は安全じゃないし、途中で転ぶかも分からない。でも、俺は去年のリベンジを果たしたいんだよね。」 「ということはそれは、、、」 「うん。甲子園に行くと言う事だよ」 「、、、わかりました。それを聞けて安心しました。ではまた学校で会いましょう!」  俊哉からの言葉に安心したのか琢磨は笑顔を見せながら自宅の方へと歩いて行く。 「兄貴さ、大きく出ちゃったけど良いの?」 「まぁ言うのは自由だからねぇ。」 「確かに。でもまぁ、大丈夫っしょ。」 「お前も楽観的だね。」 「逆に兄貴は考えすぎじゃない?気楽にいこうぜ。」 「そうだな・・・うん。そうだな。」  亮斗の言葉に俊哉は頷く。  そして俊哉と亮斗も自宅へと帰って行くのであった。
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