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第4話:友達
「はぁ~…」
大きくため息を着く女子生徒がいた。
ロングヘアで顔面偏差値が高い女子生徒だが憂鬱な表情を浮かべている。
そんな彼女の名は夜桜柚子、新一年生である。
彼女は聖陵が始まって一週間が経とうかと言う頃であるが、この学校生活に対し退屈を覚えていた。
彼女自身友達自体は少ないというよりも居なく、聖陵に一緒に来た友人当然いない。
だが今まで1人で過ごしてきた彼女は高校生活もいつもと同じ事の繰り返しなのだが、高校生活こそは充実した日々を送りたいと感じていたが、一週間経っても友達はおろかクラスメイトとも話をしていないのだ。
(まぁ、またいつもの様に学校で勉強して家に帰って生配信して、寝て…)
考えながら机に座り頬杖をつきながら窓の外を眺める夜桜柚子(以降より柚子)。
あっという間に放課後になり柚子はいつもの様に鞄を持ち廊下へと出た時である。
「わっ!!」
「きゃっ!!」
ドンと誰かとぶつかった。
ぶつかった女子生徒はお尻からドスンと尻餅をついてしまい手に持っていたプリントをばら撒いてしまう。
「いたた…」
「ぷ、プリントがぁ~」
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