第参章 2度目の夏

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 また、部室でも同じような話をしていた。 「やっぱり俊哉元気なかったな」 「まぁいつも見せる表情とは違ったからな」  そう話す竹下と山本。  そんな彼らの会話を聞いていた琢磨ら一年生達は二年生たちのチーム力の強さを確認すると共に関心していた。 「スゲェよな。表情一つの違いが分かるんだ」 「まぁ兄貴が分かりやすいだけかと」  琢磨の言葉に呆れ笑いを見せながら話す亮斗。  そして今まで黙っていた三平が何かを思い立つようにハッとなり言う。 「これが…ホモか!!」 「ちげぇよアホ」 「え!?」 「あ、でも強ち違うわけでもないかも…」 「…え?」  第参章 完
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