最終章 激闘の年

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「そうよ?今監督さんに挨拶に行ってるわ?」 「ん?誰か来るの?」 「あぁ竹下。とっておきのマネージャーが今日からね。」 「お?マジで!?うわぁ楽しみだなぁ。」  俊哉の言葉にウキウキする竹下。  そんな楽しみ気分の竹下。  すると春瀬監督が来ると選手全員を集合させる。 「よし。今日から秋季大会へ向けて合宿を行う。そこで今日から期間限定ではあるが、新しいマネージャーを紹介する。」 「よ!待ってました!」  パチパチと手を叩きながら浮かれ気味の竹下。  春瀬監督に手招きされて1人の女子生徒が出て来ると、竹下の表情が変わる。 「ま、マジで!?」 「今日から野球部のサポートをしてもらう瀬里瑠奈だ。」 「瀬里瑠奈と申します。よろしくお願いいたします。」  丁寧にお辞儀をしながら自己紹介をするのは瑠奈。  竹下だけでなく他の二年生もポカンとしており何が何やら理解が追いつかない様だ。 「俺が頼んだんだよ。」 「ヒデが?」  口を開いたのは秀樹だった。  その言葉に驚く俊哉を除いた一同。 「前、甲子園決勝を見に行った時に瀬里の野球に対する知識や情熱を感じた。そこでこの秋季大会を戦うに当たって瀬里の知識や熱意というのがチームの成長に繋がると感じた。それが依頼した理由だ。」     
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