第参章 2度目の夏

1/249
112人が本棚に入れています
本棚に追加
/742

第参章 2度目の夏

第28話 決勝で待ってる  静岡県高校野球選手権大会地区予選が始まった。  草薙球場には県内約110校の高校が集まり開会式に参加する。  セミが鳴く中、選手たちは整列をし静岡県高校野球連盟の偉い人からの言葉を頂く。    彼らは8月に行われる甲子園大会に向けて熱戦が繰り広げられるだろう。  開会式は何事も無く終了。  選手らは退場をし球場の外で待機をしている。 「おうトシ」 「おぉ、尚徒」  聖陵の選手らが集まる集団にいる俊哉へと話しかけてきたのは沼津南の山梨だ。 「今年は戦力揃ってんだな」 「おかげさまでね」  山梨の言葉に笑顔で答える俊哉。  ザッと見て山梨でも知っている選手がチラホラいる聖陵の新入生たち。 「俺らと当たるのは準決勝か・・・それまで残ってるといいな?」 「頑張るよ。てか尚徒たちもだよね?」 「確かに。」  俊哉のツッコミに笑いながら答える山梨。  2人が少し談笑していると、今度はもう1人の選手が近づいてくる。  そのユニフォームは県内の高校球児なら誰もが知っている名前だった。 「土屋、、、」 「やあ山梨君。そして俊哉君」 「久しぶり」 「まさか天下の明倭様の方からおいでなさるとはな」     
/742

最初のコメントを投稿しよう!