第四章 夏休み特別編

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第四章 夏休み特別編

第62話 夏休みに出来る事を・・・・  夏大会と新キャプテン決めが終わった数日後の8月に入った頃。  静岡市内のとあるファミレスに数人の男女が何やら話をしていた。 「んで?何で呼び出したの?」  テーブルに肘をつき頬杖をしながら話すのは琢磨だ。  そして其の向かいには心優、柚子、椛愛の三人がおりそれぞれ飲み物を注いだコップを手に持っていた。 「それはぁ・・・・」 「お待たせー」 「おう亮斗に廉。ありがとな」  心優が話し出そうとしたタイミングで彼女らと同じように飲み物の入ったコップを手に持った亮斗と廉が戻ってきていた。  亮斗は頼まれたのか琢磨にコーラの入ったコップを渡し、自分たちも席へと座る。 「で、何でだっけ?」 「うん。実はね・・・・」  ・・・・ーーー 「俊哉さん?」 「うん・・・・。そうなんだよね」  心優の口から出たのは俊哉のことだ。  あの予選決勝戦敗北から、心優らは俊哉の事が気になっていた。 「あれからどう?様子とか」 「んー、俺は一緒に住んでる訳じゃあ無いしなぁ。それに亮斗も・・・」  琢磨も気にはなっていた様で、隣にいた亮斗に様子を伝えてもらった所。     
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