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早速私の出国と名が解り、本題に入る。
礼がしたいのでターベル国に来てほしいと言われた。
行く当てのない私としては願ったり叶ったりの申し出の為、ついていく事に同意。
負傷兵を馬車に乗せ終わって出発という合図と共に、私もバイクのエンジンを駆けた。が、その途端に馬が立ち上がり暴れ出す。
先程の戦いでも、騎馬隊の脅しにこの爆音が一役かっていたのは、間違いなかった。慣れていない爆音に戦いの手を止めた騎士達は、出処と自分達に危害が無いと分かればこの爆音は五月蠅いだけだったが、馬はそうはいかない。
仕方なくエンジンを切って、隊長のベルナールを見ると、眉間に皺を寄せた男から無茶振りな言葉が出た。
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