0.プロローグ

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「お前はアレウスが何のために、、、いいか?私たち神は神を攻撃することができない。封印することはできてもな。神を攻撃できるものはその資格あるもの。つまり神の雫を持つ者とその仲間のみだ。」 「あーなるほど、つまり神王様を封印しやがったロロスとニーアを倒せる奴らを探すのか!けどよ、封印に力のほとんどを使ってるとはいえ奴らも神。特にロロスは簡単にはいかないと思うが?」 「すぐには不可能だとしても100年、500年、1000年後となれば希望もあろう。」 「まあ、レオンがいうならそうだな!んじゃ俺たちも行くか!」 「ああ。」 この後、とある世界から多数の人間が消え、ベルンガルドにはそれと同数の命が各地に生み出された。 -神界 同時刻のとある場所- 「聞いたか?やつらはついに俺らを始末する準備に入った。」 「ええ、でも今の私たちでは彼らを止められないわ。」 「いいかニーア。これはあいつらからの宣戦布告だぞ。俺はどんな不利でも喧嘩は買う主義だ。」 ロロスは身長165㎝ほどの小柄な体躯に似合わず、強気な言葉と自信満々な笑みを見せる。 そんな彼とは対称的に弱気な声を漏らすニーア。 「私たちは神王の封印を維持するために半分以上の力を使っています。彼らが神の子らを集めてしまえばいくらロロスが強くても、、、。」 「めずらしくニーアもおバカさんだな。アハハ!」     
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