第2章 式 鬼桐

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夏目の世界に来たわけだが、部屋にこもっててもやることがない外に出てみよう。本当に妖を見ることができるのか、、。 外に出るとそこは夏目の世界である。穏やかに進むそしてなごむあの感じ。 しばらく適当に歩いているとなんだかひそひそ話が聞こえてくる。 ??? なんだあの小娘は妖力が高いぞ。うまそうだなぁ! ??? 食ってしまえ!! 杏 聞こえてるわよ低級。そんな物騒なこと言わないでよね 妖1 娘我らが見えているのか 杏 もちろん。初めて見たわ。なんか感動よ 妖1 人間ごときが我らを見るなんて?食ってやる。 妖2 食ってやる!! と、低級は言い追いかけてくるではありませんか。 杏はビックリし森の方めがけて走り逃げることにした。 杏 はぁ、、はぁ、、いつまでついてくるのよ。 妖1 どこだ人間の娘!!!! 妖 2 どこだー!! 杏は大きな木下に身をひそめることにした。 杏 はぁ、、はぁ、、はぁ、、夏目はいつもこうなんだ、、。大変だよね、、。はぁ、はぁ 妖1 見つけたぞ、、ちょこまかと食ってやる。ふふふ食ってやるぞ、、。 妖2 いただきまーーーす!ニヤリ 杏 もう私終わりなの?まだあってもないのに。 ??? おい、低級共なにをしている 妖1 あ?、、、こ、これはこれは、、鬼神様ではありませんかー 妖2 ありませんかーー、 ??? なにをしているか聞いているんだ。 妖1 この生意気な小娘を食そうと思いまして、、、 ??? ほう確かにうまそうだ。それをお前らだけで食おうとしていたのだな? 妖2 あ、いえいえ鬼神様にお供えとして、、ゴクリ 美味しく召し上がってくださいませーーー! と妖たちは逃げていった。
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