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逆にこれで音を上げたら手抜きが過ぎると思われてしまうかな?
これが最後と言われていたので、最後に楽な物を持ってきてくれたのかも知れない。
「(それにしても。)」
僕は埃を払い終わり、少し辺りを見渡す。
見渡した蔵の中には古そうな木箱やら焼き物? 等が所々に置かれ。
どれも何とか鑑定団とかに出ていそうな、或いは出せそうな物ばかりだ。
価値の分からないお宝を眺めるのもそこそこに。
一旦蔵を後にして。母屋から運び込む小物を取りに行く。
母屋で深見さんから仕舞って欲しい物を。
「蔵の二階に上がるのは危ないから、
一階の適当に空いている場所に置いてくださいな。」
「分かりました。」
そう言われながら受け取る。手渡されたのは布に丁寧に包まれた何か。
荷物を受け取った僕は再び蔵へと戻り。
何処か置ける場所はと探す。蔵の出入り口近くには置けるようなスペースは見当たら無いな。
なので奥へと置ける場所探しながら進みむ。
奥へ進むと徐々に入り口からの光が弱々しい物へと変わって行くが。
僕は特にこう言う場所に苦手意識も無いので、構わず蔵の奥へとどんどん進む。
そして置かれた木箱の上に手頃なスペースを見付け、
其処へと体を伸ばしては受け取った荷物を置いた。その瞬間。
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