第1話 バディ

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第1話 バディ

シーン1(2人の出会い) 忍者。 江戸時代を最後に消滅したと思われている彼ら忍者集団が実は現在も活動している。 伊賀にある彼らの里。 ここには戦国時代より脈々と続く彼らの本拠があり、そこは鍛錬の場所でもある。 現代の忍者の世界がどのようなものかここで説明しよう。 彼らの仕事は主に個人の警護と諜報活動の2本柱で成り立っており、そのために必要とされる人材が里で育成され、各方面に派遣されている。 彼らの存在自体が秘匿されているので依頼主は政府関係、又は公安関係となることが多い。 現在、現役の忍者として登録されているのは約200名。 その内、常時6割ほどが何らかの依頼に基づいて各地で活躍している。 残り半数は待機、それ以外は後輩の育成及び両親ともに依頼任務中の子供たちの世話をしている。 伊賀の里には世間的に見ると孤児院のような24時間子供たちの世話を見てくれる施設があり、 子を持つ忍者たちが安心して任務に専念できるようになっている。 ここに入っている子供たちは共同生活を通して学校では得られない様々な経験が得られるため 修行の一環として伊賀に在中している親が子を送ってくるケースも良くある。     
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