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時折偶然の様に触れる敏感な場所からやってくる布越しの甘い刺激に身震いして、吐息が混ざる。 スウェットを脱がせると自分も服を脱ぎ見下ろされる視線に思わず隠すと 「見せて?凄く綺麗。」 首筋から優しくなでるように降りてきた手に腕を取られる。 恥ずかしさに顔を背けると、嬉しそうに笑う声が聞こえて胸元にキスが落ちてくる。 ふわふわと柔らかさを確かめるように唇と掌で撫で鼻先で擽ぐる。 くすぐったさに体をよじると、まあるい笑顔と目が合って笑い合いながらキスをした。 首筋にデコルテに、胸元脇腹に優しく撫でるようにに動く手と唇に誘導されるように後ろから抱きしめると、今度は背中に舌先が這う。 肩甲骨を辿る指先に息が上がっていくのを止められず、声が漏れる。 顔が見たくなって振り返ると、サラサラと揺れる赤い髪に指を通して自分から瞼、鼻筋、唇にと触れていく。 気持ち良さそうにされるがままに委ねていた顔を眺めているとふいに目が開いて、悪い顔をして笑ったと思ったら止まっていた手が、太股、腰骨となぞり内腿の辺りにくるとやけにゆっくりと指先で撫でる。 焦れた感覚に顔をあげると、先程よりも強い光を湛えた瞳でこちらを見下ろす増田さんと目が合った。
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