第3章「嵐は嵐で嵐に」

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「波瀬、どんだけ注意されてるんだよー」 「観察力観察力」 「他は? 教官とか」 「お、できるできる」  なんとなくモノマネ大会の様相を呈し始めたおかげで、座ったら2秒で睡魔とランデブーの勢いだった天海を含む連中もつられて思わず笑ってしまう。  波瀬と一緒におれもできる、と大会参加を言い出した数名を含めて3人助教とか区隊長とかのステレオ喋りをやり始めたところで、大会は爆笑のピークを迎えた。  その時だった。
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