Prologue 過去

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あの日、捨てたもの、それはきっと、 人間にとってはとても大事なもので機械や人工知能が世界を作る今、一番捨ててはならないと学校で教えられたものだ。 それは機械の僕には関係ないこと。あってはならないもの。 僕の立場は人間の手足となるように、助けるようにプログラムされた僕には不必要だ。 こんな小さな体に不必要を抱えていても仕方がない。 なのに、彼女は教えてくれたんだ。 今となっては正しいか、わからないけど。
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