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さよなら
それから何日かして、あの西野さんが幸子を迎えに来た。
幸子はうつむきながら、女将さんと皆んなにお別れをした。 「さよなら…。お世話になりました。」 と。
涙がこぼれた。ポロポロと流れた。
その時、幸子は遠くでじっと見つめているアンジにハッと気づいた!
(あぁアンジ…。大好きなアンジ…。私は忘れない…。)
涙で何も見えなくなったその時!
幸子はスーッと意識がなくなり、どこかへと飛んで流れていくのだった。
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