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受験前戦争
「子供の頃、黒服の人がたくさん居た時があって、凄いボディーガードの数だなぁと思ってたら、じいちゃんの葬式だったんだ」
「何の話!? 洋介、大丈夫か!? 俺らこれから受験だぞ!! 勉強しすぎて頭おかしなったんか!?」
「そうかも知れん」
僕と洋介は幼なじみだ。
お互いバカだが、同じ高校に行こうと言って、必死で地元の三流高校を受験する事にした。
そして今日が受験日の当日。
憂鬱過ぎて足取りが重かったが、お互いに励まし合いながらも受験会場に向かう途中なのだ。
「純。ここまできたら、もう謎かけしよう」
「どういう流れ!?」
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