第4章 安曇電気研究所

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拓也にとって、それは刺激的な内容だった。まだ自分が知らないエリアがあるなんて・・ 「そのオープンソースのエリアはどこのワールドに有るんですか?」 「ディスラプターチャレンジのワールドは6つ、”ファンタジーワールド”、”スペースワールド”、”ウォーワールド”、”レースワールド”、”サスペンスワールド“、”スポーツワールド”だ。その内、オープンソースが組み込まれているのは・・ ”ファンタジーワールド”だ」 拓也は1年半を掛けて自分がクリアしたディスラプターチャレンジのエリアを思い出していた。既に全てのワールドをクリアしており、今は、全てのコンテンツやダンジョン、アイテムの発掘を進めていた。 しかし、手掛かりとなる情報を見つける事は、未だ出来ていなかった。 「君も知っている様に、ディスラプターチャレンジの各ワールドへは直接行けない。最初に一つのワールドを選んで、それをクリアすると次のワールドへのルートが開かれる。このワールド選択オプションも無数にあるが、オープンソースに入れるコースオプションは決まっている。時間を優先させる為、そのTipsは教えよう。まずは、スポーツ、次にサスペンス、レース、ウォー、ファンタジーの順だ。何故かスペースは通る必要無いが、これがオープンソースのTipsとして設定されていた」 拓也は興奮していた。1年半掛けて謎解きを進めていたが、その大きなヒントが目の前にぶら下がっている気がした。
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