第二十三章~調査対象エルビー~

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 と、いっても考えてしかるべきことだったのだけど。  エルフィの部屋の扉を含めその周辺にたくさんの魔法陣とトラップが配置されていた。 「おいおい、これはねぇぞ」 「ほんと、これは過剰だね。まぁボクらが狙われて雲隠れしたんだ当たり前といえば当たり前だけど」 「どうする?」 「中を探らないことにはねぇ」 「ん~、これはダミーも混じってるな」 「わかるの?」 「あぁ、陣に書かれている聖語は俺たちの世界でいう漢文なんだよ」 「じゃあ……」 「あいにくと俺は授業をそこまで真面目に受けていた口じゃないからな。ただ、漢字に慣れ親しんでいる分なんとなくでわかるんだよ」 「それでもすごい助かるよ」  しかし、ここで鐘が鳴り、一時離脱をした。
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