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学園長にあてがわれたボクの部屋に集まり、結果報告を行った。
っといっても結果はエルビーと変わらないが、それでもあともう少し様子見をしようということになった。
やっぱり、あの変な仮面が気になる。あれには一種の呪いめいたものを感じた。
しかし、それから動きがないまま1週間もたった。
その間、エルフィにおかしなところはない。イリョスたちも互いに模擬戦や勉強会などで察瀬琢磨しているようでなにより。唯一、イリョスの勉強に対するサボり癖がついていて、このままでは進級できないかもしれないっというのが気にかかるところではあるが。
「これが無事済めばイリョスには勉強を教えてあげなきゃな」
ボクの呟きに中庭を挟んだ先にいるイリョスは身震いをするとあたりを窺った。
「どうしたの」
「いや、なんかさっき恐ろしいことを言われた気がして」
「そんなの気のせいなの。それより、次の授業の提出物はできたの?」
「見せて!」
「ダメなの。そもそも、私とイリョス、出されたお題違うの」
「そんなぁ」
「自業自得なの」
はやく、解決して2人のところに戻らなきゃね。
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