第二十四章~調査対アクバル~

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 そこからさらに1泊2日。今回は周りから怪しまれないためにも難易度が高い。それに初見は思いもよらない場所へといってしまうため使えない。  ボク自身はキャトへと向かったことがあるが、今のアーシャの姿ではない。これで1日で来たとなれば怪しさは半端ないため徒歩でいかざる得ない。  まぁ、少し時間をかけてしまったが無事キャトについた。  キャトは小国となっているがこの国の国土は広い。ただ、そのほとんどが樹海による未開拓の地。そのために経済規模が少ないっとアクバルが以前愚痴っていたがそれでもこの国はいい国だと思う。  門に行くまでに開拓隊が笑顔で開拓をして、その場所を農家が歌を歌いながら収穫をする。それだけでもこの国がいいところだって容易に想像できる。  そんな人たちの横を通って半日。夕暮れ時に門についた。 「だいぶかかったな」 「仕方ないよ。ややこしい物があるんだから」  ゲトロストのときと比べ、金属板に提示をしただけですぐに通れたから楽だった。  しかし、時間も時間だからボクらはすぐに宿探しをして、本格的な調査は明日へと持ち越しになった。
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