プロローグ

8/8
965人が本棚に入れています
本棚に追加
/350ページ
 食事が終わってシャワーを浴びた。これからやることを考えるとどうしても緊張せざるを得ない。  隣にあるシャワー室からトモマサがシャワーを浴びる音がする。 「でたぞ」 「あ、うん」 「どうした?」 「なんでもないよ。そろそろ寝よっか」 「? まぁいっか」  トモマサはいつも通り、ソファーで横になった。 「あっあのさ!」 「どうした?」 「いつもそれじゃあ、疲れあまりとれないでしょ?  これからは一緒にベッドに入らない!」 「え? は、いや。それは……」 「いや?」 「いやってわけでは」 「ならいいでしょ」  狼狽えるトモマサの手を引いてベッドに連れてきた。
/350ページ

最初のコメントを投稿しよう!