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彰彦:するわけねぇだろ。
ダレン:えぇ? ボクのも見てよ。
彰彦:よかよ、スカートの丈、下げろや。
ダレンはスカートの丈を下げる。
ダレン:しょうがないなぁ。よいしょっと……。
彰彦:用は?
ダレン:あ、そうそう。崇剛がね、ボクと彰彦に話があるって。
彰彦:そうか。
ダレン:だから、一緒に行こう。
彰彦:あぁ、いいぜ。
崇剛の部屋のドアの前。
ダレン:崇剛? 中に入っていいかい?
崇剛:えぇ、構いませんよ。
ダレン:Ta-da!(じゃ~ん!)
崇剛:なぜ、そちらの服を着ているのですか?
ダレン:女の子の服着たかったの。JKの制服! ネットで注文したんだよ。
彰彦:JK? また知らねぇ、単語使いやがって。
崇剛:JKとは、何ですか?
ダレン:女子高生の略だよ。
崇剛:そうですか。ですが、ダルレシアン、そちらの服装で、屋敷の中を歩かない方がいいですよ。
ダレン:どうしてだい?
崇剛:下着が見えています。みなさん、目のやり場に困りますよ。
ダレン:えぇ? まだ下げるの? ミニスカートだから可愛いのに……。
崇剛:そちらの丈は元々その長さなのですか?
ダレン:ううん、膝まであるよ。だけど、俺が履くと……。
彰彦:お前さん、背があっからよ、丈が短くなっちまうんだろ。
崇剛:上げなくても、十分短いのではありませんか?
ダレンはスカートの丈を下げる。
ダレン:う~ん。よいしょっと……。
彰彦:崇剛、用を早く言いやがれ。
崇剛:いいえ、私はあなたに用はありませんよ。
崇剛と彰彦はダレンに同時に振り返る。
崇剛と彰彦:っ!
(惑わされた!?)
ダレン:ふふふっ。Stop!
こうして、ダルレシアンに崇剛と彰彦は静止の魔法をかけられてしまい、魔導師によって意識を奪われ、気づいた時にとんでもないことに……。
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