ACT.2

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彰彦:するわけねぇだろ。 ダレン:えぇ? ボクのも見てよ。 彰彦:よかよ、スカートの丈、下げろや。  ダレンはスカートの丈を下げる。 ダレン:しょうがないなぁ。よいしょっと……。 彰彦:用は? ダレン:あ、そうそう。崇剛がね、ボクと彰彦に話があるって。 彰彦:そうか。 ダレン:だから、一緒に行こう。 彰彦:あぁ、いいぜ。  崇剛の部屋のドアの前。 ダレン:崇剛? 中に入っていいかい? 崇剛:えぇ、構いませんよ。 ダレン:Ta-da!(じゃ~ん!) 崇剛:なぜ、そちらの服を着ているのですか? ダレン:女の子の服着たかったの。JKの制服! ネットで注文したんだよ。 彰彦:JK? また知らねぇ、単語使いやがって。 崇剛:JKとは、何ですか? ダレン:女子高生の略だよ。 崇剛:そうですか。ですが、ダルレシアン、そちらの服装で、屋敷の中を歩かない方がいいですよ。 ダレン:どうしてだい? 崇剛:下着が見えています。みなさん、目のやり場に困りますよ。 ダレン:えぇ? まだ下げるの? ミニスカートだから可愛いのに……。 崇剛:そちらの丈は元々その長さなのですか? ダレン:ううん、膝まであるよ。だけど、俺が履くと……。 彰彦:お前さん、背があっからよ、丈が短くなっちまうんだろ。 崇剛:上げなくても、十分短いのではありませんか?  ダレンはスカートの丈を下げる。 ダレン:う~ん。よいしょっと……。 彰彦:崇剛、用を早く言いやがれ。 崇剛:いいえ、私はあなたに用はありませんよ。    崇剛と彰彦はダレンに同時に振り返る。 崇剛と彰彦:っ!    (惑わされた!?)   ダレン:ふふふっ。Stop!  こうして、ダルレシアンに崇剛と彰彦は静止の魔法をかけられてしまい、魔導師によって意識を奪われ、気づいた時にとんでもないことに……。
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