プロローグ~始まりの物語

12/36
前へ
/36ページ
次へ
 よく「盆暮れ正月が一緒に来た」と言われるが、テンションは高いのに頭の中は空っぽで、そこにモニターの四文字がひたすらループしている状態。とてもじゃないが先のことを考えている余裕なんかなかった。    ふって沸いた途方もない出来事に、友里はまんまと呑み込まれてしまっていた。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加