おれはどんな顔をして物事を判断しているのか

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おれはどんな顔をして物事を判断しているのか

タイトル:おれはどんな顔をして物事を判断しているのか 書いた人:甘 らかん(かん らかん 真面目と言われると腹が立つ) 「ショージィって、冷たいよね~」  とチャランに言われて、 「お前に言われる筋合いはない」  おだやかに返した。 「どうせ、おれっちはチャランポランのチャランですよっ」  昨日パーティーに加わった男は唇をとがらせる。 (お前にはなにも言いたくないし言われたくない)  思うだけで言わない。チャランと会話のラリーをするのは時間の無駄だ。 「とにかく、おれは引き返してバズーカ砲を購入してから立ち向かうべきだと思う」  おれはリーダーであるネッケに冷静に物事を判断しろと言った。 「ショージィの言うことが正しいんだろうな」  燃えるような赤い髪を逆立てているネッケが燃え上がる赤い目を向ける。 「だけどよ、それじゃ間に合わないと思わないか?」  おれはネッケの目つきから、彼がなにを言いたいかを理解した。 「なぁショージィ。俺たちガキのときからの付き合いだよな」  それが幸なのか、不幸なのかおれにはわからない。 「沈着冷静、機械頭脳のショージィ。猪突猛進、燃える戦車のネッケ。よそ様はよく言ったもんだよな」     
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