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「ごめん、、、今夜はやめるよ。
何だか不安の捌け口にしそうで嫌だ」
僕はしばらく黙った後、足元にきちんと畳まれていたシーツを引っ張り上げてマントのようにふわっと二人を包んだ
「何してるの? 蓮」
匡哉さんは可笑しそうにくすりと笑う
そして僕だけ身体をずらして中に潜り込み、匡哉さんの下腹部に顔を埋め、指で探り当てたものを口に含んだ
「それは、、、駄目だよ」
慌てて僕の顔に触れ、止めようとする手は
けれど僕を退かしきれない
みるみる口いっぱいに勃ち上がる熱が
匡哉さんの興奮を伝えてくれる
「っ、、、蓮、、、離し、、、」
匡哉さんに愛されたように愛せばいい
一度口を離して、
「下手くそでも、ちゃんとイってよね、、、
匡哉さん」
再び口に含んだ
匡哉さんはガバッと起き上がって、僕の顔を支えるように挟んだ
「そんなことしたら、多分もたない、、、」
『出していいよ』って返事をしたいのに、口いっぱいに張り詰めた匡哉さんの陰茎を含んでるから
「んんん、、、、んん、、、ん」
と喉が鳴る音にしかならない
「離して、、、蓮、、、離さないと、、、」
僕が動かす手はぎこちない
一生懸命に上下させる口の中は、匡哉さんのように巧みに舌なんて使えない
でも、僕を離そうとする匡哉さんの手首を掴んで止め、頑として口を離さない僕に、匡哉さんもとうとう腰をわずかに揺らし、
「、、、イくよ、、、いい? 蓮」
僕の身体を撫で回し、乳首を探して摘まむ
ドクッ、ドッドクッ、ドッドッ、、、
まるで口腔内で頭をもたげる生き物みたいに
匡哉さんは溢れるほどの精液を僕の喉奥に注ぎ込んだ
はぁはぁ、、、と肩で息をする匡哉さんはまだ萎えず、硬さを保ったままのものを咥えた僕の顎を愛おしそうに支えて見下ろし、
「蓮、、、顔を見せて。
今の蓮、、、この目に焼き付けておきたいほど、
エロティックだ」
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