医療者という社畜

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医療者という社畜

 最近では医師の過労死がニュースでも取り上げられることがあるからすでにご存知かと思うが、医療とは医療者の自己犠牲の元成り立っている。帰宅の時間であっても、患者の具合が悪くなったらすぐに治療をしなければならないし、夜中だって構わず患者は来る。給料だって時給換算するとそれほど良いものではないし、医療以外の仕事に再就職しようとしても簡単なことではないだろう。  つまり、私たちは医療という名のブラック企業に勤めている社畜とも言える。  病院で働く薬剤師も、なかなかの社畜である。  朝は8時に出社し、夜は20時ごろに仕事の切りがつく。  これはルーチンの仕事が終わるというだけだ。  もちろん、それ以外の業務もあるわけで、それをした場合23時くらいまでかかる事も少なくない。おまけに当直もあって、8時に出社して翌日の昼まで働かなければいけない。  しかし、今日は絶対定時で帰ろうと思う。  なぜなら今日は俺の大好きなアニメ「スーパー美少女薬剤師『東野』」がオンエアーされる日だからだ。  もともとアニメは好きなのだが、薬剤師物のアニメは史上初だ。     
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